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感染対策への取り組み
ワンデイスマイルの感染予防対策ムービー
「うつさない・うつらない」
全世界が新型コロナウイルスの対策におわれている中、
日本でも緊急事態宣言が出され、多くの場所で自粛を余儀なくされています。
しかし、医療機関は公衆衛生や地域医療を守り続ける必要があります。
その為自粛をすることは好ましくありません。
それ故に医院が感染経路になることは絶対に避けなければなりません。
私たちは1ヶ月前より新型コロナウイルス感染予防対策委員会を設置、
患者様とスタッフを感染から守れる対策を徹底してまいりました。
新型コロナウイルスは見えない恐ろしい敵です。
わずかな油断があればそこからつけ込まれます。
また、誰かが守ってくれるという考えでなく、感染する仕組みを理解し、
ともに守り合うことが必要です。
医療スタッフだけでは医療機関を守り切れません。
感染対策を患者様ご自身にも行っていただくことで、
私達医療現場は、より安全な医療をみなさんに提供することができます。
感染対策を正確に身につけることで
皆さんの大切なご家族を守ることもできるでしょう。
あなたと大切なご家族のために、
ぜひ、下記の感染予防対策ページをご覧いただき実行されてください。
感染予防対策
コロナウイルスとは
これまでにヒトに感染するコロナウイルスは4種類知られており、かぜの原因の10〜15%を占める原因ウイルスとして知られていました。
2002年中国広東省に端を発したSARS(重症急性呼吸器症候群)は、コウモリ(あるいはハクビシン)のコロナウイルスがヒトに感染し、ヒト-ヒト感染を起こすことで8000人を超える感染者を出しました。
また2012年には中東でMERS(中東呼吸器症候群)が報告され、ヒトコブラクダからヒトに感染する感染症であることが分かりました。
そして2019年12月末から中国の湖北省武漢市で発生した原因不明の肺炎は、新型のコロナウイルス(2019-nCoV)が原因であることが判明しました。
(国立感染症研究所「コロナウイルスとは」を参考に筆者作成)
新型コロナウイルスの症状
発症からの典型的な経過
発症してから入院・重症化するまでの典型的な経過についても分かってきました。
発症からしばらくは症状が軽く、風邪のような症状が続き、8割の人は軽症で自然に良くなります。
重症化する人は発症から1週間くらいで肺炎症状が増悪するために入院管理が必要となり、8日目くらいから呼吸苦が出現します。
さらに重症例では9日目くらいに急性呼吸促迫症候群という合併症を起こし、10日目以降に集中治療室に入室するという経過を辿ります。
かぜ症状
〈発症〜1週間程度〉
8割の患者は軽症のまま治癒
呼吸困難、咳、痰
〈1週間間〜10日〉
20%の症状では肺炎症状が増悪し入院
人工呼吸管理など
〈10日以降〉
約2〜3%で致命的
感染を拡大させないための対策をしましょう。
今、私達にできることは、感染予防の正しい方法を知り、実行することです。
コロナウイルスは人から人にどの様に感染するのか?
コロナウイルスの感染は、飛沫感染と接触感染の2つが考えられます。コロナウイルスの拡大を防ぐには人から人へどのように感染するかを理解し、日頃何気なく行っている行動(咳やクシャミ・ドアノブやつり革に触る・目をこするなど)にも注意が必要です。
飛沫感染
感染者のクシャミや咳、つばなどの飛沫と一緒にウイルスが放出され、別の人がそのウイルスを口や鼻から吸い込み感染します。
対策
正しいマスクの付け方を身につけ、マスク着用の徹底を実施しましょう。
感染を拡大させないための咳エチケットを守りましょう。
密接・密集・密閉の「3みつ」を避けましょう。
接触感染
感染者がクシャミや咳を手で押さえたあと、その手で周りのものに触れてウイルスが付き、別の人がそのものに触り、その手で口や鼻を触ると粘膜から感染します。主な感染場所は、電車やバスのつり革、ドアノブ、トイレのレバー、スイッチなどが挙げられます。
対策
効果のある正しい手洗いを身につけ、こまめに行いましょう。
よく手を触れる場所はこまめに消毒しましょう。
一人ひとりがこの「飛沫感染」と「接触感染」の対策を
徹底的に行い、ウイルスの人から人へに感染のループを
断ち切らなければなりません。
〈咳エチケット〉あなたの咳は危険です!
咳やクシャミによる飛沫は約2メートル先までウイルスをまき散らします。
また、咳やクシャミを手でおさえてしまうと、手にウイルスが付着し接触感染の原因になります。咳エチケットとは飛沫感染・接触感染両方を防ぐ為の咳のやりかたです。
(厚生労働省 咳エチケットより)
悪い例
咳やクシャミを手でおさえる
咳やクシャミを手で抑えると、その手で触ったドアノブなどの周囲の物に付着します。そのドアノブなどを介して他の人に病気をうつします。
何もせずに咳やクシャミをする
咳やクシャミをする時、しぶきが2m以上飛ぶといわれています。しぶきには病原体が含まれている可能性があり、他の人に病気をうつします。
3つの正しい咳エチケット
① マスクを着用する
② ティッシュ・ハンカチなどで
口や鼻を覆う
③ 上着の内側や袖で覆う
POINT
②③で押さえたティッシュやハンカチ・袖にはウイルスが付着してしまいます。その後、接触感染の原因になる可能性があるため、マスクの着用を強くおすすめします。
マスクの正しい使用方法
マスクは咳やくしゃみで飛び散る飛沫を少なくして、周りの人にうつさない効果があります。マスク無くしてコロナとは戦えません。
人と接触する場所ではなくても接触感染予防の為にマスクの着用を徹底しましょう。また、高性能のマスクを使用していても、つけ方を間違えたら予防効果はゼロです。正しくマスクを装着しましょう!
誤った装着方法
間違った付け方だと会話・咳・クシャミなどで飛び散るウイルスの飛沫防ぐ事ができません。
マスクの外し方・捨て方
ゴムひもの部分だけを持ち、マスクの表面には触れないよう注意します。マスクの表面(フィルター)にはウィルス・菌が付着しているので手で触らないようにしましょう。外したらすぐに手を洗いましょう。
廃棄の際には、ビニール袋に入れて捨てるか蓋のついたゴミ箱に入れるようにし、マスク表面に付着した汚れに触れる危険性を少なくするようにします。
POINT
無症状の場合でも、自分は感染者であるとしてマスクの徹底をしましょう。正しいマスクの装着をしなければ効果がありません。正しくマスクをつけましょう。マスクをしていない人が近くにいる場合は距離をとりウイルス感染から身を守りましょう。
正しい布マスクの洗い方(厚生労働省推奨)
用意するもの
布マスクを洗う手順
1桶に水道水をため、衣料用洗剤に書かれている分量を水に入れて溶かします
(一般的な衣料用洗剤だと水2Lに対しておよそ0.7gが目安)
2桶の中に布マスクを入れ、10分経過後軽く押し洗いをします
※繊維をいためる可能性がある為、もみ洗いはしないように
3布マスクを洗い終わったら、桶の水を流します
※この時、桶の水が飛び散らないように注意(水の中にウイルスが存在します)
4桶に水道水をため、布マスクをすすぎます。
汚れが気になる方はこの後塩素系の漂白剤を使用し汚れを取りましょう
台所の手袋をはめて、桶に水と塩素系漂白剤を入れます。
(水ーリットルに対しておよそ15ミリリットルが目安)
①の水に布マスクをひたし、10分経過後桶の漂白剤を流します。
桶に水道水をため、布マスクの漂白剤をたっぷりの水ですすぎます
※漂白剤がしっかり落ちるように2回すすぎましょう
5布マスクを桶から出し、清潔なタオルに挟んで叩いて水気をとります
6布マスクの水気がなくなったら乾燥させます
※乾燥機は使わず、形を整えて洗濯ばさみで乾かします(陰干しで自然乾燥)
POINT
布マスクは、1日1回洗濯しましょう。また、汚れたら、その都度洗いましょう。
密接・密集・密閉の「3みつ」を避けましょう。
国内の感染状況を見ても、空気感染は起きていないと考えられるものの、閉鎖空間において近距離で多くの人と会話する等の一定の環境下であれば、咳やくしゃみ等がなくても感染を拡大させるリスクがあります。
具体的に注意すること
換気の悪い場所・人が多く集まる場所
(展示商談会・懇親会・満員電車など)に
行くことを避けましょう。
人と会話をする時はマスクをつけること。
対面を避けて、できるだけ距離をとって
コミュニケーションを取るようにしましょう。
空気の入れ替えを心がけましょう。
POINT
ご自宅でも「3みつ」の状態が成立していないか?家族全員で話し合いましょう。
自分の手は清潔ですか?「正しい手洗いの方法」
自分の手は清潔ですか?もし、咳やクシャミを手で押さえてしまった場合、あなたの手は菌で汚染されている可能性があります。
また、汚染された手で触った場所も菌で汚染されます。
家の中や外には、目に見えないたくさんの菌が付着しています。菌は目に見えないので、手を介して知らず知らずのうちに菌をもち込んだり、もち出したり、広げたりすることが考えられます。手洗いは、コロナウイルスの感染経路を遮断するためにとても大切です。
「正しい手洗い」をしないと、意外と洗い残しが多い。
手洗いするときを思い浮かべてみましょう。手の平だけを洗っていませんか?
指先、親指、指の間、手首などは洗い残しが多くなるので、気をつけましょう。
※手洗いの時は指輪や時計、ブレスレットなどの装飾品を外しましょう。
手洗いのタイミング
- ① 出勤時、帰宅時すぐ
- ② 自分の体液(唾液・鼻水・汗・糞尿)などが手に付着した可能性があるとき
- ③ トイレの後
- ④ 料理の前
- ⑤ その他、できるだけこまめな手洗いを心がけましょう。
正しい手洗い
手洗いの前に爪を短く切り、時計や指輪を外しておきましょう。しっかりと石鹸を泡立て、手の隅々まで30秒以上かけて洗うことが重要です。ウイルスは目に見えないため、日常の何気なく行っている行動で手にウイルスが付着します。できるだけこまめな手洗いを心がけましょう。
1流水でよく手をぬらした後、石鹸をつけ、手のひらをよくこすります。
2手の甲を伸ばすようにこすります。
3指先・爪の間を念入りにこすります。
4指の間を洗います。
5親指と手のひらをねじり洗います。
6手首も忘れずに洗います。
新型コロナウイルス(COVID-19)の消毒方法
コロナウイルスに汚染された場所は消毒を行う事で接触感染を防ぐ事ができます。
コロナウイルスに効果のある消毒薬
手などの皮膚の消毒を行う場合には、消毒用アルコール(70%)を、物の表面の消毒には0.1%次亜塩素酸ナトリウム(ハイターを水で薄めた液)が有効であることが分かっています。
厚生労働省HP(新型コロナウイルスQ&A)より抜粋
しかし、現在消毒用アルコールを手に入れることが困難になっており、ハイターを水で薄めた物は、臭いがきつく、手などの皮膚に使用することができません。そこで皆さんがご自宅でも使用できる当医院で使用している消毒についてご紹介させていただきます。
当院で使用している消毒薬→次亜塩素酸水(50PPM)
次亜塩素酸水(10~80ppm) は0.1%の次亜塩素酸ナトリウムよりも新型コロナウイルスへの消毒効果が高いとされている。
注意:名前は似ていますがハイターを水で薄めた次亜塩素酸ナトリウムとは全く違う消毒薬です。
消毒効果のある次亜塩素酸はpHによって形が変わり、消毒効果も大きく変化します。pH5〜6の微酸性に調整された次亜塩素酸は、非常に消毒効果の高い消毒薬になります。
ハイターを水で薄めた次亜塩素酸ナトリウムは、pHが7〜8で消毒効果が低く、次亜塩素水はpH5〜6で消毒効果は高いとされています。
次亜塩素酸水の使い方
次亜塩素酸水をまんべんなく吹きかけ、清潔なペーパータオルなどで拭き上げます
※次亜塩素酸水には洗浄効果はありません。目に見える汚れがある場所は、汚れを洗剤等にて除去した後に使用してください
使用上の注意
消毒の効果は一週間です。こまめに作り替えて使用しましょう。
酸素系の漂白剤とは絶対に混ぜない脱色の可能性があるので衣服等には使用しない飲まない
POINT
- 家に帰ったらマスクを外して捨てます。(もしくは消毒液につける)
- すぐに手を洗いましょう。
- 家の中でもマスクを徹底しましょう。
- 咳やクシャミを手で押さえてした場合は、手洗い、消毒をしましょう。
- 部屋は定期的に換気してください。(特に共有スペース)
- 家族が多いご家庭では、大人数で同じ部屋で長時間過ごすのを避けましょう。
- 手で触れる共有部分を消毒しましょう。
- タオルの共有はやめましょう。
当医院の取り組み
新型コロナウイルスが心配な中、
当医院へご来院いただきありがとうございます。
感染に対して、心配を抱えながらご来院されたのではないでしょうか?
- ご自宅からの通院中(公共交通機関)での感染の心配
- クリニック内での感染の心配(歯科医院って危険なんじゃない?)
- ご自身が感染経路になるのではないかという心配
などなど
ワンデイスマイルは3月から院内で「感染予防対策委員会」を設置
新型コロナウイルス感染症への対策を行ってまいりました。
しかし、これは当医院内だけに安全な状態を作るのが目的ではありません。
多くの機関で休業要請が出ている中、当医院が診療を続けている意味
「公衆衛生・地域医療を守るため」
私たちワンデイスマイルは、歯を治すことだけが仕事ではありません。
新型コロナウイルスの感染予防のために地域社会に対して
なにができるかを私たちは常に考えています。
公衆衛生とは
組織された地域社会の努力を通して、疾病を予防し、生命を延長し、身体的、精神的機能の増進をはかる科学であり、技術です。
地域医療とは
地域住民が抱える様々な健康上の不安や悩みをしっかり受け止め、適切に対応するとともに、広く住民の生活にも心を配り、安心して暮らす事ができるよう、見守り、支える医療活動です。
歯科医院は命の現場ではありませんが、
免疫力を左右し、感染にかかりにくい身体をつくります。
歯周病による口腔内に慢性的炎症や口腔機能の低下によってもたらされる様々な障害は免疫力を低下させ、感染症にかかりやすい身体を作ってしまいます。先延ばしにしてはいけない治療があります。
口腔内の環境は身体全体の
健康に影響があります。
口腔内の障害を改善し、
免疫力の高い身体を作りましょう
感染予防に対する当医院の取り組み
来院前の患者さま全員に
電話訪問
院内では治療中以外は
100%マスクの着用のご協力
来院されたら院内に入る前に
手洗いの徹底。院内でもこまめに
手指消毒のご協力
感染予防の方法をまとめた
冊子を配布
消毒用スプレーの配布
その他にも
たくさんの感染予防対策を
行っております。
- 口腔外バキュームの設置
- 加湿器によるエアゾル対策
- 患者さまごとのユニット周りの消毒の徹底
- ゴーグル及びN95マスクの使用
- 患者一人ごとに制服の交換
POINT
当院は開設当初より、スタンダードプレコーション(すべての患者さまに対して感染症の有無に関わらず、血液や体液は感染性があるものとして扱うという概念、及びそれらの防御策)で行っておりますが、それに加え、今回の新型コロナウイルスに対する日本歯科医師会等の最新の方針や情報以上の対策を行っております。
患者さま参加型の感染予防対策
医療現場がいくら消毒や滅菌などの感染予防を行っても、患者さまが外からウイルスを持ち込んでしまうと院内の感染予防が成り立ちません。
患者さまが一緒に感染予防対策を徹底してくださることで、安心して治療を受けることができ、私たちもよりよい医療を皆様に提供することができます。
まとめ
みなさまもこの私たちの感染予防対策にご協力ください。歯科治療を安心して受けることができ、日常生活でも自分や大切な人を守る環境作りを一緒に行いましょう。
- 冊子を読んで、正しい感染予防対策を行ってください。
- 感染についてわからないことや不安な事があれば聞いてください
周りにも同じように不安を抱えている方がいらっしゃいます。
一緒に対策を考え、同じ不安をかかえてい - ご自宅でも家族全員で感染予防を行いましょう。
- この活動を周りの大切な人に伝えてどんどん感染予防の輪を広げましょう。