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2026.05.12

インプラントは70代でも可能?高齢者におけるメリット・デメリット

この記事の監修

口腔外科部長 坪井 陽一
口腔外科部長/日本口腔外科学会認定専門医坪井 陽一

「70代でインプラント治療なんて無理じゃないか?」と疑問に感じる方は多いかと思います。しかし、実はインプラントに年齢の上限はありません。

事実、平均寿命が延びた現代では、70代でインプラントで歯の機能を取り戻し、残りの人生を快適に過ごす方が増えています。

本記事では、70歳以上の高齢者におけるインプラント治療に関して、そのメリット・デメリットを分かりやすく解説します。高齢だからと悩んでいる方も、ぜひ最後までご覧ください。

インプラントは70歳以上でもできる

出典:「平成 28 年歯科疾患実態調査」の結果(概要)

結論から言えば、70歳を超えていてもインプラント治療を受けることは可能です。

インプラント治療に年齢制限はなく、厚生労働省の調査でも70〜74歳の約3.7%が、75〜79歳の約3.4%がインプラントを利用しています。ブリッジや入れ歯の割合と比較すると、インプラントの割合は高くないものの、高齢でもインプラント治療を受けている人が一定数いることをを示しています。

高齢化が進む日本において、歯の健康寿命は再注目されており、80歳で20本以上自分の歯を保つ「8020運動」が推進されています。老後は「普通に噛める」ことが生活の品質に大きく影響するものですが、既に歯を失っている場合でもインプラントでしっかり噛める歯を取り戻すことができます。

インプラントができない高齢者もいる

インプラント治療に年齢制限はありませんが、すべての高齢者が無条件に治療を受けられるわけではありません。身体や口腔内の状態によっては、安全面を優先して治療ができないケースも存在します。

具体的には、次のようなケースです。

  • 顎骨の厚みや高さが足りない場合
  • 持病により治療リスクがある場合
  • 外科手術に耐える体力がない場合
  • 定期通院によるメンテナンスが難しい場合

顎骨の厚みや高さが足りない場合

インプラントを埋め込むには、あごの骨(顎骨)に十分な厚みと高さが必要です。

しかし歯を失ってから長期間放置すると、その部分の骨は徐々に痩せて減ってしまいます。骨の量が不足している場合はインプラントをしっかり固定することができず、安全な手術もできなくなります。

不足分を補う骨造成術(骨を移植して増やす手術)で対応する方法もありますが、高齢者にとって骨を増やす処置は体への負担が大きく、治療期間も長引きます。特に80代以上になるほど骨の再生能力が低下するため、骨造成を行っても十分な効果が得られにくいケースもあります。

このように顎骨の土台が不十分な場合、インプラント治療自体が難しいか、できたとしても追加の処置が必要になります。高齢者でインプラントを検討する際は、まず歯科用CTなどであごの骨の状態を詳しく検査し、インプラントが埋め込めるだけの骨量があるか確認することが重要です。

持病により治療リスクがある場合

高齢者は若い人に比べ、何らかの持病(基礎疾患)を抱えていることが多く、病気の種類や重症度によってはインプラント手術のリスクが高まります。

たとえば糖尿病の方は、傷の治りが遅く感染症にかかりやすい上、骨の治癒やインプラントの骨結合にも悪影響を及ぼすことが知られています。血糖値が高いまま手術を行うと、術後に傷口が治らず細菌感染を起こすリスクが高いため、一般的にヘモグロビンA1cなどの値が安定してから治療を開始します。

また心臓病や脳血管疾患(狭心症・心筋梗塞、脳梗塞など)をお持ちの場合、手術そのものが体に大きな負担となります。高血圧や動脈硬化が進んでいる方は、術中の血圧変動やストレスで発作を起こす危険性もあり、十分な全身管理が必要です。

さらに骨粗しょう症に使用する薬(ビスフォスフォネート製剤など)を服用中の方は、インプラント手術後に顎骨が壊死する重大な副作用リスクがあります。この薬を飲んでいる場合、病院によってはインプラントを原則禁止としています。

以上のような持病がある高齢者では、インプラント治療自体は不可能ではないものの、リスクと対策を慎重に検討する必要があります。担当医と連携し、血圧や血糖値のコントロールを事前に行ったり、必要に応じて投薬の調整・中止を検討したりして、安全に手術できる状態を整えることが大切です。

外科手術に耐える体力がない場合

インプラント埋入は局所麻酔下で行う外科手術ですが、高齢で全身の体力が極端に低下している場合、手術の負担に耐えられないことがあります。

たとえば心肺機能が著しく弱っている方、寝たきりに近い状態の方、要介護度が高い方などは、たとえ歯科的にはインプラントが可能でも全身麻酔や外科処置に耐える体力がないと判断されることがあります。

高齢になるほど回復力は衰え、仮にインプラント手術後にトラブルが起きて再手術となった場合、若い頃以上に身体への負担が大きくなります。高齢者ほど一度の処置で確実に終えられるよう慎重な計画が求められますが、そもそも体力的にリスクが高い場合は、無理にインプラント手術をしない判断も重要です。

定期通院によるメンテナンスが難しい場合

インプラントは手術をして終わりではなく、その後の定期的なメンテナンス(管理)が不可欠です。

天然の歯と同様に毎日の歯磨きはもちろん、歯科医院でのプロによるクリーニングと検診を継続する必要があります。一般的には3〜6ヶ月に一度のペースで定期検診を受け、噛み合わせや清掃状態をチェックしながら、専用器具でインプラント周りの清掃(歯石除去など)を行うことが推奨されています。

しかし高齢になると、視力の低下などから歯磨きが行き届かなくなったり、足腰の痛みや交通手段の問題で歯科医院への通院が困難になったりするケースもあります。その結果、インプラント周囲に歯垢や歯石が溜まって細菌感染を起こし、インプラント周囲炎という炎症が進行してしまう恐れがあります。

インプラント周囲炎は、いわばインプラント版の歯周病で、放置すると顎骨が溶けてインプラントがグラグラになり、最悪の場合はインプラントを失う原因にもなります。高齢者でインプラント治療を受ける際は、「治療後に自分でケアを続けられるか」「通院を続けられるか」を現実的に考える必要があります。

70代におけるインプラントのメリット

若い人に比べて、70代のインプラントには一定のハードルがあることは事実ですが、それに見合うだけのメリットもしっかりあります。

  • しっかり噛めるようになる
  • 身体機能の低下や認知症リスクを軽減できる
  • 発音や会話への影響が少ない
  • 健康な歯を削る必要がない

しっかり噛めるようになる

インプラントのメリットは、なんといっても自分の歯のようにしっかり噛めるようになることです。

入れ歯の場合、歯ぐきの上に乗せて使うため噛む力は天然歯の20〜30%程度に落ちると言われています。特に硬いものが噛みにくく、噛んだ瞬間に入れ歯が浮いたりズレたりすることもしばしばあります。

一方、インプラントはあごの骨に固定されるため、天然歯に近い強い力で噛むことができます。「インプラントにしてから煎餅が普通に食べられるようになった」といったような声は多く、それだけ噛む力が戻れば食事の幅は広がり、高齢になっても栄養バランスの良い食生活を送りやすくなります。

身体機能の低下や認知症リスクを軽減できる

高齢者にとって「噛む力」を保つことは、全身の健康維持に直結します。

韓国で行われた研究では、70〜84歳の高齢者1,115名を対象に調査を行い、歯が少ない人でもインプラントで歯を補っている場合は認知機能テストの成績が有意に高かったと報告されています。つまり、インプラントなどで歯を補うことが認知機能の維持に役立つ可能性が示唆されているのです。

また「噛めない状態」は足腰を含めた身体機能の低下とも関係します。広島大学の研究では、65~84歳の高齢者について追跡調査を行い、主観的に「よく噛めていない」と感じている人ほど、この先1年間で歩行速度の低下や転倒など身体機能の衰えが起きるリスクが高いことが分かりました。

以上のように、インプラント治療によって噛む力を取り戻すことは、単に食事が楽しくなるだけでなく認知症予防や身体機能の維持といった高齢者にとって重要なメリットにつながる可能性があります。

発音や会話への影響が少ない

歯は発音にも大きく関わっています。前歯が抜けた状態だと「サ行」や「タ行」が発音しづらくなるように、歯が欠けたり合わなくなったりすると発音に支障をきたすことがあります。

総入れ歯の場合「うまく話せない」「滑舌が悪くなった」と感じる方も珍しくありませんが、インプラントであれば、そうした発音への悪影響がほとんどありません。インプラントはあごの骨に固定され動かないため、会話中に外れたりズレたりする心配がなく、入れ歯より格段に自然な発音ができます。

特に人前で話す機会が多い方や電話での会話が多い方にとって、はっきり喋れることは大切です。事実、インプラント治療によって「口を思いきり開けて笑えるようになった」「滑舌が良くなり会話が楽しくなった」という喜びの声も聞かれます。

健康な歯を削る必要がない

歯を失った際の従来の治療法であるブリッジでは、欠損部の両隣にある健康な歯を大きく削って支台歯にする必要がありました。

仮に元気な歯であっても削らねばならないわけですが、一度削った歯は元には戻りません。また部分入れ歯でも、残っている歯にバネをかけるため多少なりとも負担がかかります。

その点、インプラントは失った部分だけで完結する独立した人工歯であるため、周囲の歯に一切ダメージを与えません。高齢になればなるほど自分の歯は貴重であり、残っている健康な歯をそのまま温存できるというのは大きなメリットにもなります。

70代におけるインプラントのデメリット

一方で、高齢者がインプラント治療を受ける際には注意すべきデメリットも存在します。メリットばかりに目を向けず、デメリットやリスクもしっかり理解しておくことが大切です。

  • インプラントの定着に時間がかかる
  • 自由診療ゆえに費用負担が大きい
  • 細菌感染リスクが高い
  • メンテナンスに定期通院が必要

インプラントの定着に時間がかかる

インプラント治療は即日で完了するわけではなく、ある程度の治療期間を要します。

インプラントをあごの骨に埋め込んだ後、骨としっかり結合するまで通常3〜4ヶ月程度の治癒期間を置くのが一般的です。上あごか下あごか、骨の質によっても異なりますが、概ね数ヶ月はインプラントを安定させるため噛む負荷をかけないようにします。

しかし、骨代謝が衰えている高齢者はこの定着期間が長期化しやすい傾向にあります。特に骨が足りず骨造成を行った場合はさらに+数ヶ月、糖尿病のコントロールに時間を要する場合も治療開始が遅れるなど、状況によっては一年以上のスパンで計画するケースも場合によってあります。

自由診療ゆえに費用負担が大きい

インプラント治療は基本的に保険適用外の自由診療であり、全額自己負担となります。

一般的な相場ではインプラント1本あたり20〜30万円程度が目安で、使う素材や本数によっても変動します。例えば、奥歯1本をインプラントにする場合でも、手術費・アバットメント・被せ物の料金を合わせると総額で数十万円となります。これが複数本になれば治療費はさらに高額になります。

70代ですでに年金生活に入っている方にとって、この費用負担は大きなハードルです。ブリッジや入れ歯であれば保険診療で安価に作れるのに対し、インプラントは一本あたり数十万円と桁違いの費用がかかるため、「興味はあるが経済的に難しい」という声も少なくありません。

細菌感染リスクが高い

インプラント治療では、細菌感染によるトラブルにも注意が必要です。

前述した「インプラント周囲炎」はまさに細菌感染が原因で起こる病気です。高齢者は加齢や病気で免疫力が低下しがちなため、若い方に比べると感染症への抵抗力が弱い傾向があります。また、インプラントは天然歯に比べて、一度細菌が入り込むと炎症が進みやすいとされています。

このような感染リスクを抑えるには、丁寧な口腔ケアと早期発見・早期対応が肝心です。高齢者のインプラントは、若い方以上にこまめなメンテナンスで口内の清潔を保つ必要があり、また違和感や腫れなど小さな異変でも放置せず、すぐ歯科医に相談することが大切です。

メンテナンスに定期通院が必要

こちらも繰り返しになりますが、インプラントは装着後の定期メンテナンスが必要不可欠です。

一般にインプラントの定期検診は3〜6ヶ月ごとが推奨されており、クリーニングやレントゲン検査などを継続して受ける必要があります。このような通院を怠ると、インプラント周囲炎などのトラブルが見逃されて悪化してしまう恐れがあります。

とはいえ、高齢者にとって定期通院自体が難しいケースもあります。加齢で長距離の歩行が難しい、交通手段が制限される、介護状態で同伴必須など、様々な要因で通院が困難であるかもしれません。しかし、インプラントを選ぶ以上は「自力で通えなくなったらどうするか」まで考えておく必要があります。

家族の送迎やタクシーの利用、あるいは訪問診療を依頼するといった対策も視野に入れておきましょう。定期メンテナンスを続けることでインプラントは長持ちしますが、中断すればせっかくのインプラントを失うリスクが高まります。

高齢者がインプラント治療を受ける上で重要なこと

70代・80代といった高齢の方がインプラント治療を成功させるには、歯科医院選びが非常に重要になります。

インプラントは高度な技術を要する治療ですが、高齢者の場合それに加えて健康状態への配慮や豊富な臨床経験が欠かせません。したがって、高齢者のインプラント治療実績が豊富な歯科医師・クリニックを選ぶことが最も大切です。

具体的には、日本口腔インプラント学会の専門医・指導医の資格を持つ歯科医師や、高齢の患者の症例を多数手がけている医院が望ましいでしょう。年齢が上がるほど症例の難易度は個々に異なり、必要に応じて歯科と内科の連携も不可欠です。

年齢そのものはインプラント治療の可否を決める決定打ではありませんが、加齢による治療のハードルがないわけでもありません。ゆえに高齢者におけるインプラント実績が豊富な専門医の元、納得のいく形で治療を進めるようにしましょう。

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