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ブリッジとインプラントどちらにするか悩んでいる
歯を抜かなくてはならなくなった場合、両隣にしっかりした歯があればブリッジで欠損部を補うことが可能です。しかし、「健康な歯を削らなければならない」「土台となっている歯に負担がかかる」「清掃が難しくなるため、隙間から虫歯になったり、歯周病になるリスクが高くなる」などのデメリットがあります。そのため、ブリッジの平均耐久年数は8年と言われています。
ここではブリッジとインプラントどちらにするかで悩まれ、インプラント治療を行った患者様の症例(前歯と奥歯)をご紹介します。
【目次】
Case1 前歯部の場合
治療前の状態
この患者様は、上顎の前歯にブリッジが入っていたそうですが、外れてしまいました。
外れてしまった部位の根の状態があまり良い状態ではなく、再度ブリッジで修復するためには両隣の犬歯を削ってブリッジに組み込まなければならない状態でした。患者様は健康な歯を壊さずに治療を行いたいと希望されインプラント治療を選択されました。
歯が外れている部位には歯根が3本残っていましたが、何度も治療を繰り返しており、治療を行っても数年先まで安定させられるか不明確な状態だったため、患者様と相談して抜歯しインプラント治療を行わせていただくことになりました。
初診時の鼻下顔貌写真
初診時のレントゲン写真
治療内容
前歯3本の歯根を抜歯しインプラントを2本埋入し手術後すぐに仮歯の型取りを行います。当日もしくは翌日には写真のようにネジで固定された仮歯をいれてお帰りいただけます。
手術から1週間後の口腔内写真
手術翌日のレントゲン写真
このような症例の場合抜歯後の歯茎の形や骨とインプラントの成着に最低4ヶ月程かかります。その後に噛み合わせや歯の形態を患者様のご希望もお伺いしながらシミュレーションし、手術7ヶ月後にセラミックスの歯に入れ替えました。
治療後の鼻下顔貌写真
最終的な歯が入った状態の口腔内写真
最終的な歯が入った状態のレントゲン写真
患者様のご希望で少し大きめの歯を装着いたしました。前歯の形は口元の印象が大きく変わりますので、患者様のご希望やお顔に似合う形をご提案しながら決定いたします。
治療期間 |
約6~8ヶ月 最初の2日間で抜歯・インプラント手術・仮歯の装着を行いますが、インプラントと骨がしっかりと成着する為の期間が4~5ヶ月が必要になります。その後に最終上部構造の作成、装着となります。 |
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通院回数 |
約5~7回 |
治療費総額 |
最終上部構造が硬質レジンの場合
約570,000円
最終上部構造がハイブリッドセラミックスの場合
約810,000円
最終上部構造がセラミックスの場合
約1,050,000円
※紹介している症例はセラミックス(天然の歯に近い審美性のある歯)です 施術の副作用(リスク): |
Case2 臼歯部の場合
治療前の状態
この患者さまは、10年以上前に左下の奥から2番目の歯に被せ物を行ったそうですが、根っこの先に病巣ができた事によって、痛みを訴え来院されました。この歯は被せ物をした際虫歯が大きくて神経をとったと考えられます。神経をとってしまっている歯はこのように数十年後に今回のように病巣を作ったり、根っこが割れるリスクがあります。残っている根の状態や病巣の大きさによっては再治療が可能ですが、今回は保存ができないと診断されました。両隣の健康な歯を削ってブリッジすることはできますが、患者さまは健康な歯を削らずに欠損部を治す事ができるインプラント治療を選択されました。
初診時口腔内写真
初診時のレントゲン写真
治療内容
治療前に抜歯を行う場合は、骨と歯肉の条件によって同日にインプラントを埋入した方が良い場合と、抜歯後の骨の治癒を数ヶ月待ってインプラントを埋入した方がよい場合があります。この患者さまの場合は抜歯後すぐに埋入できるケースだったため、抜歯と同日にインプラントを埋入しました。5ヶ月程度骨の治癒を待って仮歯を入れ、咬める事を確認します。
仮歯の状態で咬める事を確認できたら、最終的な歯へ以降していきます。
インプラント治療によって健康な歯にダメージを与えることなく歯を抜いた部分に歯の機能を回復させる事ができました。
治療期間 |
約6~8ヶ月 |
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通院回数 |
約5~7回 |
治療費総額 |
最終上部構造が硬質レジンの場合
約240,000円
最終上部構造がハイブリッドセラミックスの場合
約300,000円
最終上部構造がジルコニアの場合
約330,000円
※紹介している症例はハイブリッドセラミックスです 施術の副作用(リスク): |